80年代の日中蜜月期に招待されて中国を訪問して好待遇を受けたバブル世代の方々よ、恩返しというか、ぜひ立ち上がって、関係改善に動いていただきたい

日中関係というと、以前、何度か言及したことがある故小林文男先生(広島大学名誉教授、愛媛大学教授、復旦大学客員教授)の作品がオススメです。小林先生は、日中国交正常化前の1960年から日中往還を続け、最高指導部とも面会し、耀邦先生等の作品を翻訳出版されたりもしました。80年代には訪中団を率いて中国各地を訪れ、武昌の辛亥革命記念館では揮毫されています。重慶爆撃や中国人被爆者といった戦争と平和に関する研究のみならず、地方政府間交流や大学間交流においても顕著な実績を上げられました。「中国革命は未完である」と強調されていたことが印象的です(小林文男「日中往還:現代史の視点」勁草書房、1991年)。昨今は厳しい国際情勢にありますが、80年代の日中蜜月期に招待されて中国を訪問して好待遇を受けたバブル世代の方々、特に、小林先生の直系のお弟子さんとか、中には早い時期に亡くなられたお弟子さんもいらっしゃいますが、世代的にはまだ現役世代であり、恩返しというか、ぜひ立ち上がって、関係改善に動いていただきたいものです。

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